ViNAWAVE で放浪する
- 都市のヒーリングガーデン -

氏名
劉 梓雯
所属
女子美術大学大学院
美術研究科 デザイン専攻
環境デザイン研究領域
研究室
環境デザイン専攻研究室
作品概要

都市生活のストレスが徐々に厳しくなっている現在、癒しの場所は日々人々にとって重要な存在になっている。都市に回復効果のある環境を提供することは、人々の心身に良い影響をもたらし、より暮らしやすい都市を生み出すことができる。
本制作では、「回復環境理論」、「注意回復理論」、「マインドワンダリング」などの理論と私の研究成果である「癒し空間のイメージスケール」(癒し効果のある空間を「安心感」、「気分転換」、「興奮」、「エネルギッシュ」という4種類に分類する)を活かし、回復効果のある都市公共空間(ヒーリングガーデン)を作り出すため、海老名中央公園の再整備を計画した。計画敷地は小田急海老名駅の近くにあり、商業施設「ViNAWALK」に挟まれている公園である。現状を分析すると、周辺の施設のデザインがカラフルで、内部空間が複雑なため、利用者たちは疲労を感じやすい。また、現存の配置やデザインなどは癒しの効果をもたらしていないことが判明した。前述の「癒し空間のイメージスケール」において、周辺の施設は「エネルギッシュ」な空間であり、より居心地の良い環境へ改善するためには、公園は対照的な「安心感」のある空間として計画すべきである。本提案のコンセプトである「ViNAWAVE で放浪する」は、波にそのまま流される様に、知らず知らずのうちにリラックスすることを意味している。以上の現存する問題の改善を考えて、再整備ランドスケープ案のデザインを行った。

作品イメージ

作品ファイル

Profile

  • 略歴

    中国四川省生まれ

    2020年
    女子美術大学 デザイン・工芸学科 環境デザイン専攻 卒業
    2022年
    女子美術大学大学院 デザイン専攻 環境デザイン研究領域 修了

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