伊那谷の山裾に
- 山と住宅をつなぐ小さな集落の薪暮らし -
- 氏名
- 野尻 勇気
- 所属
- 多摩美術大学大学院
美術研究科 デザイン専攻環境デザイン領域 - 研究室
- 松澤研究室
- 作品概要
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薪暮らしの研究に基づいて、制作しました。
1、修士論文:集住による薪暮らしの可能性
集住による薪暮らしとは、戸建て住宅または集合住宅に住み、薪の調達や山の手入れ、薪割り、煙突掃除などを近隣世帯と協同して暮らす生活のことをいいます。集まって住むことにより、薪作業の負担が軽減され、住人同士のコミュニティが広がります。薪暮らし経験者が近くにいる状況であれば、薪暮らし未経験の家族や単身者にとっては心強い存在となり、薪暮らしの継続につながります。一世帯ではハードルの高い暮らし方ではあるが、複数世帯いることで実現しやすい暮らし方。荒廃する山との小さな循環をつくる、薪暮らしの共同体について考えました。
2、修士制作
地に始まり、地に還る。全ては地続きの薪暮らし。長野県伊那市、南アルプスを眺められる木曽山脈の麓に、小さな集落の薪暮らしを提案します。「薪を焚く」という行為は、人を暖め、山の循環を促します。薪暮らしを通して、山と人とのつながりを考えました。
Profile
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略歴
- 1996年
- 東京都生まれ
- 2019年
- 多摩美術大学 美術学部 環境デザイン学科 卒業
- 2022年
- 多摩美術大学大学院 美術研究科 環境デザイン領域 修了