下保谷屋敷林プロジェクトにおけるコミュニケーションデザインとまちづくりの提案的研究

氏名
村上 まゆき
所属
武蔵野大学大学院
工学研究科 建築デザイン専攻
研究室
伊藤泰彦研究室
作品概要

西東京市下保谷の市街地に佇む「旧髙橋家屋敷林」は、西東京市が所有する特別緑地保全地区(平成24年11月指定)である。始まりは 10年ほど遡り、約1.1ヘクタールの敷地を段階的に取得した。かつての武蔵野の民家と屋敷林の繋がり・暮らしを色濃く残す地域の歴史的遺産であり、西東京市緑化審議会では、平成 30 年より市民・ボランティア団体・各種専門家らにより当該屋敷林の保全活用計画の策定に取り組んでいる。本事業では、屋敷林の本質的価値を活かしながら地域のニーズにこたえるべく、市民参加型で多岐にわたる活動を支えている。本研究者はこれまで、グラフィックを用いたコミュニケーションデザインを主軸として宮城県牡鹿半島や岩手県遠野市で街づくりに関わってきた。本研究はこうした経験によって培った手法を実践し、その有効性を確認すること、またそこで得た情報に基づいて旧髙橋家屋敷林の施設活用に対し提案を行うものである。これにあたり、令和2年度より継続して西東京市緑化審議会に同席し、保全活用事業をサポートするだけでなく、市民イベントの企画運営にも携わってきた。今後数年をかけて推進される保全活用、またこれに続く下保谷の豊かなまちづくりを本提案が誘導していくことを期待している。

作品イメージ

作品ファイル

Profile

  • 略歴
    2020年
    武蔵野大学 工学部 建築デザイン学科 卒業
    2022年
    武蔵野大学大学院 工学研究科 建築デザイン専攻 修了

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