家作りの資金面の手当がある程度整った人達には、家の建て替えだけで済む人や、宅地と家の算段をせねばならぬ人達もいます。一般的には、不動産屋さんの情報で土地物件を見に行きます。その際、いくつかの物件に絞った段階で、建築家に同行を依頼し、土地や設計に関するアドバイスを受け、土地を購入することも可能です。

又、土地の選定に大切な事柄は、対外的な事情である土地価格、利便、生活に必要な公共施設の存在、敷地としての自然環境や（特に地盤、水害、水利、風通し、湿気）建築法規の制限等を見極めてもらう必要があります。

建築家は、これらの自然環境条件を充分に考慮しながら全体の計画設計に取り掛かるので、その能力を活用しましょう。次の段階では、建主の希望を如何に叶えてもらう建築家に出会うかが、設計の良否を決め建物完成後の真価が決まると言っても過言ではないでしょう。