相談内容

都心から私鉄で1時間くらいの山並みがきれいな、閑静な立地の高台に建つ築8年の2階建て中古建売住宅が気に入って購入の検討をしています。以前の住人がきれいに使っていたようですが、リビングの天井の隅や洗面所やキッチンの壁に水濡れの跡があり気になっています。良く見ると外壁のモルタルにも少し亀裂があるようです。
これら不具合の原因はわかりませんが、重要事項説明書でも説明を受け契約を促されています。この中古住宅購入を契約して不具合が将来問題ないかどうかご意見を聞かせてください。また中古住宅全般に関しての購入に対する注意点も併せてお願いします。

 


 

漏水の可能性や、構造耐力上主要な部分である外壁にひび割れが見受けられるとのことですが、ご相談の内容だけでは将来に問題がないかどうかは分かりません。ご心配でしたら、既存住宅状況調査を行い、既存売買瑕疵担保保険付きで購入する方法があります。 この保険の保証は、雨漏れと構造耐力上主要な部分の不具合が対象となります。保証期間は2年と5年がありますが詳しくは保険会社のサイトなどで確認して下さい。この保険の加入物件は、売主との間でトラブルになった場合に、裁判外紛争解決機関である住宅紛争審査会に1万円で申し立てることが出来ます。保証内容以外のトラブルについても申し立てることができます。

中古住宅の購入についての全般的注意点ですが、購入資金の問題、ご自身のこれからの過ごし方、家族の在り方などをよく検討して、購入予定の住宅の状況をなるべくよく知ることに尽きるかと思います。

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