中野の地域に根ざした建築設計に携わる２団体(TAAF・JIA)が共催して、今年は、箱根にある近代建築・現代建築およびそれらを包む自然に身をおくことで、中野のまち・中野での暮らしを再考するきっかけとなるよう、バスツアーを実施しました。
当地では、アサヒビール神奈川工場（安藤忠雄）、だるま料理店主屋（登録有形文化財）、富士屋ホテル菊華荘（登録有形文化財・近代化産業遺産）、ザ・プリンス箱根芦ノ湖（村野藤吾）などの「名建築」と謳われる建築物をめぐりました。
区民と我々建築家とがこうした体験を共有することで、生活と一体となった「地域性」を持つことの大切さ、その実現のための区民・専門家・行政の役割、これらを再確認することに意義があったと言えます。
