千代田地域会(代表:大橋智子)は、2020年9月28日、神保町ビル別館(旧相互無尽会社ビルディング)の保存活用に関する要望書を、小学館不動産株式会社代表取締役宛に、JIA関東甲信越支部(支部長:慶野正司)・同保存問題員会(委員長:窪寺弘之)との連名で提出しました。
旧相互無尽会社ビルディングは、1930年(昭和5年)に神田神保町のさくら通りの一角に建てられた、いわゆる震災復興建築で、鉄筋コンクリート造4階(一部5階)建て、モダニズムの洗礼を受けた明快な構成に様式的な意匠表現を加味したスクラッチタイル貼りの業務ビルです。
このビルは、本の街・神保町の奥行きを感じさせるさくら通りのシンボルとして親しまれてきましたが、最近解体が予告され、保存を望む声が市民からも上がっています。