1.はじめに |
地球温暖化対策のため、1997年に開催された「第3回気候変動枠組条約締約国会議(COP3)」において、先進国全体として、2008年〜2012年までの間に1990年比-5%の二酸化炭素削減目標が定められました。日本においては、1990年比 -6%の削減義務を負うこととなり、屋上緑化の促進や、排出権取引など様々な政策が取られています。
太陽光パネルの設置は、オイルショック以降、サンシャイン計画・ニューサンシャイン計画などの政府の後押しもあり普及が進んできましたが、2005年に助成が終了すると設置数は減っていく結果となりました。一方で、EU諸国では固定価格買い取り制度(FIT)の採用などの普及促進策により、一時は日本が世界一であった設置数を追い抜いています。
そこで、日本でも1998年の福田ビジョンに始まり、スクールニューディール政策(政権交代により凍結。但し助成策は継続)、日本板FIT(住宅用)の導入、各地方自治体の助成など、温暖化対策と景気対策の両面から、設置推進策がとられ2008年度比260%の伸びを示しています。
しかし、太陽光の設置が進むにつれ、不慣れな設置業者の施工による漏水事故の発生、下地強度が不足している中での設置要求など、様々な問題が発生してきています。
そこで、当社では塩ビ防水シート一体化が可能なアンカー工法を開発。防水性能を確保しつつ、RC・非断熱工法限定ではありますが荷重を分散することで、設置に伴う制約を緩和いたしました。
また、太陽光パネルの期待寿命は20年、コンディショナーは10年といわれています。当社の長期防水保証システムは、保証としては15年、耐用年数としては20年以上のため、太陽光パネルと同じサイクルでの改修が可能となります。
|
|
 |
|