5.将来の可能性
大きな特徴として、非常にクリーンであることがあげられる。モーター式やチェーン式とくらべてその搬送原理を利用することで、次のような応用システムが構築できると考えます。

@他設備との接続
(図-8 自動倉庫連動)
駆動台車部と搬送容器部が独立している特徴から、自動倉庫と接続し保管された容器を要求に合わせて目的場所まで搬送する設備として構築できます。

図-8 自動倉庫連動

A連続搬送装置
(図-9 連続搬送装置)
シンプルな構造の駆動部分を複数台接続し、ループ形状とします。3次元搬送が可能な連続搬送装置として構築できます。

図-9 連続搬送装置

Bジャイロ装置
(図10 ジャイロ装置)
レールを横向きにし、ジャイロ装置を搭載し定置搬送を可能とした搬送装置として構築できます。

図10 ジャイロ装置

C重量搬送
(図11 重量搬送)
通常2本のチューブを複数本配置することで推力を増し、ワゴン搬送を可能にした重量搬送装置として構築できます。

図11 重量搬送

我々日本シューターは、進化する搬送システムとして、ただモノを運ぶだけではなく、従来送ることができなかったモノを、工夫して送ることができるように努力をしています。
弊社のエアーへのこだわりは、現在問題となっている環境への提案の一つです。
ものの移動手段のひとつである搬送システムは、運用システムとの関係が深く、また多様化しています。商品としてより進化するとともに、運用システムに柔軟に対応できるよう磨きをかけていきたいと考えています。