2.工場立地法と屋上緑化
■屋上緑化で工場の建築面積を増やせます(工場立地法の改訂)
 2004年3月に工場立地法の一部を改正し、屋上緑化、壁面緑化を緑地面積の一部に算入することが可能になりました。
 工場立地法の対象となる工場は、敷地面積9,000㎡以上又は建築面積3,000㎡以上の土地に建てられた、製造業、電気・ガス供給業、熱供給業を行うものです。
(1)敷地面積に対する生産施設面積の割合 15~40%
(2)敷地面積に対する緑地面積の割合     20%

屋上緑化の面積は敷地面積の5%以内(緑地面積の1/4)で緑地面積として算入可
(3)敷地面積に対する環境施設面積の割合   25%以上

■土地利用に関する準則は以下の通りです。
*生産施設面積(製造工程を形成する機械・装置が設置されている建築物。面積割合は業種によって決められる)
*緑地面積(樹木が育成する10㎡を超える土地(10㎡あたり高木1本以上あるいは20㎡あたり高木1本以上及び低木20本以上)又は低木・芝等で覆われた10㎡以上の土地の面積)
*環境施設面積(テニスコートなどの施設と緑地面積を併せた面積
工場立地法(昭和49年公布)とは…
敷地面積9,000㎡以上または
建築面積9,000㎡以上の製造業・熱供給業者の
工場を対象とした規制

工場の新増設・立替の障害となり、産業空洞化。

2004年3月一部規制の緩和

お問い合わせ先:各市町村工場立地担当課

■軽量・ローコストの省管理型屋上緑化システム「G-WAVE エコム」と
 軽量で本格的な庭園型屋上緑化「G-WAVE FD-L」
●G-WAVE エコム
 Gウェイブ・エコムシステムは、セダムという乾燥に強い植物を採用し、わずか60mmのシステム総厚で屋上・屋根緑化を実現する、超薄層・超軽量のエクステンシプ型緑化工法です。Gウェイブ・エコムには、「ユニット工法」「マルチング工法」があります。
(図はユニット工法例)


○ユニット工法FD-EU・S
 [セダム植栽+土壌十植栽基盤]のユニットを設置するだ
 けの簡単工法。
 ・6品種混植
  ユニットにはセダム6品種を混植し、バランスの良い
  意匠性が得られる。
 ・機械的固定による高い耐風圧性
  エコムユニットを機械的固定することにより、強風か
  ら緑化システムを守ります。
 ・施工工程が少ない省力型工法
  土壌一体型のユニットにより、施工工程が少ない省力
  型の工法である。工期の短縮や施工費の抑制につなが
  ります。

●G-WAVE FD-L+
 Gウェイブシステムは、従来、屋上の緑化に必要とされていた、保護コンクリートの打設や砂利などを用いた排水層を、軽くて薄い一つのシステムとして完成させた屋上緑化用植栽基盤システムです。



○FD-L工法
 ・2重の耐根システム
  Gウェイブの耐根システムは2層構造。FDフィルムが植
  物の根を、ルートガードは建物の防水層を、それぞれ
  しっかりガードします。
 ・保水・排水システム
  波状のFDドレインLを採用することで、保水、排水、空
  気の3層を確保。植物の生育に適した水分と空気の供給
  に成功しました。
 ・低荷重システム
  押えコンクリートや砂利層など、建物に負担の大きか
  った重荷重層の排除に成功。従来の工法に比べ、建物
  への荷重を飛躍的に軽減しました。