1.パッシブ制御システム(1)「無柱大空間の創造へ」
■大空間と階高圧縮の双方を実現する制御装置(mD series)
床・梁の振動対策 16mを超えるロングスパン構造には必須。
ロングスパン床特有のフワフワ感を改善し、
梁せいの要求を緩和します。

 今ビジネスで、あるいは産業施設で求められているのは、大きな無柱空間です。もちろん無柱空間はいかようにもレイアウトでき、当然にも空間のフレキシビリティーを高めます。それだけでなく大きな空間を共有することの価値=演出効果は、ドームの例を引き合いに出すまでもありません。空間の価値を大いに高めることができるのです。このとき求められる技術条件がロングスパン構造の居住性です。人が歩くたびにフワフワ揺れたのでは価値が高まりません。床を堅くするために梁せいを上げると大きな天井裏空間が出現し、結果として創出階層が少なくなってしまうのです。このルードオフを解消するのが鉛直方向パッシブ制振装置mD−Vnなのです。既に多くの高層ビルなどで実用頂き、成果を上げています。
  <特長>
   1.歩行時の揺れを抑えます。
   2.床の減衰性能を大幅に高めます。
   3.コンパクト設計で梁懐に収納でき新たに
     取付け場所を必要としません。
   4.特別なメンテナンスは要りません。

■mD-Vn構成図


■性能確認データ

(制振対象床の歩行時の振動加速度データ)