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超高層を含むスレンダー構造物は動荷重に弱いといわれます。 減衰特性を改善することは大胆な意匠を可能にします。 構造物にとってフォルムは命といってよいほどのものです。この価値が周囲を含めて街、あるいは都市の空気を作っていくのです。有名なフィレンツェの大ドゥオモ(大聖堂)はこの芸術の街の空気を規定しています。このような構造、空間の創造に〈制振技術〉が果たす役割は決して小さくありません。シンボライズされた「塔」に制振装置は不可欠ですし、空間を結ぶ「橋」にも欠かせません。動特性を改善して揺れにくい構造を作ることで、力学制約を感じさせないフォルムが可能となるのです。最新の制振動力学が街の空気を変えていくのです。 |
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