1988年 神奈川県生まれ
2007年 私立聖園女学院高等学校卒業
2011年 神奈川大学工学部建築学科卒業
2013年 神奈川大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了
受賞歴
2011年 Shimz+KU Design ForumⅢ 優秀賞
2011年 Shimz+KU Design ForumⅣ 優秀賞
2012年 Shimz+KU Design ForumⅥ 佳作
2013年 神奈川大学院修了設計 優秀賞
現在の学校建築は日常の学校生活に関する空間構成は様々なタイプのものが検討されているが、一方震災などが発生した場合の「防災拠点」という機能の面はまだまだ課題が残されていると感じる。現存する多くの学校建築で災害発生後に避難生活を送るとき、大抵の場合は体育館等の大空間で集団生活を送ることとなり被災者の身体面、精神面共に適さない空間となっている。よって日常の学校生活はもっともであるが、非日常の避難生活にも適した学校を計画する。そのためには「学校」という空間が日常的に周辺住民に「拠点」として認識され、親しみを持たれている空間であることが必要であると考える。このことによって、災害時となった非日常の場合もスムーズに人・物資・情報が拠点である学校に集まり、安心した避難生活を送ることが可能となる。よって本計画では学校建築の「拠点性」に着目し、計画を行った。その際、地域の拠点要素を全て学校空間に集合させるのではなく、周辺環境で不足している空間を補い、また学校ではできない様々な学習体験を周辺環境から得るといった、周辺環境と学校空間が相互に影響し合うことで完成する拠点性が重要であると考える。この「地域と補完関係を保つ」ということによって地域住民が日常的に学校空間を利用することにつながる。このように、日常生活の延長線上に災害時の避難生活を想定することで災害時の被災者の「安心」を引き出すことのできる学校建築を設計した。
1988年 神奈川県生まれ
2007年 私立聖園女学院高等学校卒業
2011年 神奈川大学工学部建築学科卒業
2013年 神奈川大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了
受賞歴