現在の生活の場は、単調なつくられかたをしている。しかし、生活はもっと、多様なものであるとともにそれぞれの物語が存在している。それらは、特に都心部において顕著に見受けられる。そこで、多様なコマをもった漫画というものをもちいく。そこには、均一空間で単調であった生活の場、漫画を読むように、様々なシーンに出会い、そして空間ともであう。その中に様々なプラログラムを内包することで、より豊かな生活環境と空間構成を可能にしている。そして、周辺環境やたくさんの小さなプログラムにより更新され続けることにより、街の魅力を引き継いだ都心居住を可能にする。そこには、生活の場以外持つことのできなかった空間に対して、様々な空間を持つことが可能になり、集まって住むという本来の目的をより強固なものにすることが可能である。それはまた都心居住としての在り方を転換することができると考えられる。