TAYUTAU-BA 実験的空間提案
- 氏名
- 石原 将也
- 所属
- 明治大学大学院 理工学研究科 建築学専攻
- 研究室
- 建築計画設計研究室
作品概要
本研究では河川環境を排除することなく、その変化を受け入れる空間のあり方を明らかにすることを目的とします。近年見られる建築においては環境を制御し省エネルギー化することがエコや環境共生と捉えられているような気がします。もっと建築側が環境に歩み寄った共生のあり方があるのではないか、そうした空間は河川沿いにこそあるべきだという思いが本研究に取り組んだきっかけです。
研究編の対象である船宿群は、河川環境にしなやかに適応した空間を併せ持っていたため強固な基礎や構造を持っていなくても現在までその形を保ちひきつがれてきました。
そうした適応の手法を抽出し設計編では、公共的に開かれた時間限定型空間の工作物を提案します。水位は時間によって異なり、空間もそれに応じて絶えず変化していくため時間貸しでレンタルスペースのような利用が可能です。朝方の2時間をワーキングスペースとして利用したり、夕方から3時間宴会場として利用したり、一歩堤防の内側に足を踏み入れると都市の喧噪から離れ非日常的な空間が広がっています。
河川によってたゆたう空間は、訪れるたびに違った場を見せ河川の変化とともに水辺の魅力を映し出していきます。このたゆたうばをきっかけに水辺環境が見直され河川沿いに賑わいが再び戻ってくるのではないでしょうか。
研究編の対象である船宿群は、河川環境にしなやかに適応した空間を併せ持っていたため強固な基礎や構造を持っていなくても現在までその形を保ちひきつがれてきました。
そうした適応の手法を抽出し設計編では、公共的に開かれた時間限定型空間の工作物を提案します。水位は時間によって異なり、空間もそれに応じて絶えず変化していくため時間貸しでレンタルスペースのような利用が可能です。朝方の2時間をワーキングスペースとして利用したり、夕方から3時間宴会場として利用したり、一歩堤防の内側に足を踏み入れると都市の喧噪から離れ非日常的な空間が広がっています。
河川によってたゆたう空間は、訪れるたびに違った場を見せ河川の変化とともに水辺の魅力を映し出していきます。このたゆたうばをきっかけに水辺環境が見直され河川沿いに賑わいが再び戻ってくるのではないでしょうか。