作品詳細

東南アジアの7都市の高層化に関する分析および
ホーチミンにおける設計提案

氏名
橋口 十希
所属
首都大学東京大学院 都市環境科学研究科 建築学域
研究室
プロジェクトⅩ研究室

作品概要

近年、高層建築は中東・東アジアを中心に建設が進み、その舞台は東南アジアに広がっている。
本研究では、東南アジアの6カ国・7都市(シンガポール、ジャカルタ、マニラ、クアラルンプール、バンコク、ハノイ、ホーチミン)において、都市開発の時代的変化を調べ、高層建築の立地を分析した。また、高層建築の形態に関する分析をふまえ、これからの発展が期待されるベトナム・ホーチミンにおいて設計提案を行い、高層建築の形態に多様性をもたらす手法を提示した。
設計対象敷地は、ホーチミンの中心部とし、川沿いに建てることで眺望を確保した。
形態は、分析対象事例である東南アジア6カ国の200m以上の高層建築(2013年10月までに竣工した100事例・構想段階の90事例)の分析から得られたモデルを基に、ベトナムにある細長い高層建築の形態を参考に設計を行った。
分析から得られたモデルである【「挿入」×「集合」】、【「穿孔」×「集合」】の2つのモデルを採用し、前者は「挿入」によってスラブの位置がずれる利点を活かせる商業施設に、後者は「穿孔」による通風の観点から宿泊施設としている。また2棟を連結させ、ホーチミンの新たなランドマークとなるような高層建築を設計した。

東南アジアの7都市の高層化に関する分析およびホーチミンにおける設計提案 東南アジアの7都市の高層化に関する分析およびホーチミンにおける設計提案
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