Gallery作品詳細

建築と家具の関係によるコモンスペースを中心とするワークプレイスの提案

氏名
岩渕 達朗
所属
宇都宮大学大学院
工学研究科 地球環境デザイン学専攻
研究室
安森亮雄研究室
作品概要

 現代日本では、長時間労働や働き方の多様化を背景に、労働環境の改善が課題となっており、近年のオフィス空間では、活発なコミュニケーションがとれるようなコモンスペースの整備が重要視されてきている。こうしたオフィス環境に向けてフリーアドレス方式によるオフィス空間や、家具メーカーによる機能的な家具が出現しているが、建築と家具のデザインは個別に行われることが多いためそれらの融合によるワークプレイスは未だ実現されていない。そこで本計画では、地域に開かれた中小企業支援施設と地域密着型放送局とを含む1街区を対象敷地として一体的に整備し、ワーカーの交流を生むコモンスペースを中心とした、建築と家具が一体的に整備されたワークプレイス拠点を提案する。地域密着型放送局オフィス改修計画では、窓、壁に家具を取りつかせた片側コモンスペース型オフィスを設計し、地域に開かれた中小企業支援施設建替え計画では、建物の内と外にコモンスペースをもち、350㎜モジュールの多様な家具が取り付く耐震壁を持った新たなオフィスビルを提案した。建築と家具が一体的に設計されたコモンスペースを中心とするワークプレイスが労働環境改善の一助となると考える。

作品イメージ

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プロフィール

  • 略歴
    2013年
    宇都宮大学工学部 卒業
    2019年
    宇都宮大学大学院 修了