Gallery作品詳細
成都の反閉鎖住区
- 氏名
- 莫 然
- 所属
- 東京藝術大学大学院
美術研究科 建築専攻 - 研究室
- 藤村龍至研究室
- 作品概要
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中国の成都、閉鎖的な「小区」は都市の急速なプロフィール化に伴い、オリジナルタイプとして大量建設されます。ただし、単一機能、巨大なブロックサイズ、土地の使用率が低い事このタイプの「小区」は、人間スケールの欠如、交通渋滞など一連の都市問題を引き起こすと行政に指摘され、2016年に国務院が住宅建設について、「都市計画と建設の管理意見」を発令し原則的に、閉鎖的な小区が建てられないよう、塀により閉じている「小区」徐々に開けて、内部道路を社会道路資源として転用することを主張しました。
都市計画として合理的な意見の発令は、社会で激しい反発を引き起こしており、この「管理意見」に対するネットの世論調査では、市民の70%以上が反対しました。開放的な街区に住むよりも、市民たちは良好な治安を持つ、内部環境が美しい閉鎖的な「小区」を求めています。
この民間と行政の対立における、両者の要望に答えられるような、「開放かつ私密」、「混雑かつ秩序」的な住居モデルガ求められているのではないかと考えます。
プロフィール
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略歴
- 1989年
- 中国四川省成都生まれ
- 2013年
- 中国中央美術学院 建設設計 卒業
- 2013-2016年
- EINS(北京)アシスタントアーキテクト
- 2020年
- 東京藝術大学 美術研究科 建築設計 修了