Gallery作品詳細
生きられた家と生きられる家
- 経験と記憶の設計実験 -
- 氏名
- 庄井 早緑
- 所属
- 東京電機大学大学院
未来科学研究科 建築学専攻 - 研究室
- 日野雅司建築設計研究室
- 作品概要
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建築が構築する身体的スケールに興味がある。
多木浩二の著書「生きられた家」は、人が経験することで空間の質が変化することを述べている。家という建築は範型化されながらも、個人の日常生活が織りなす他愛もないストーリーの集積で構築されているのが現実だ。
築40年の実家の取り壊しをきっかけに、我が家を「生きられた家」の一例とし、私自身と家族の普段意識されない家に纏わる経験や記憶を記述した。家の履歴から我が家の予定調和を超えた使い熟しの分析を行い、住まい手がより主体的に行為を空間化するための設えの設計手法を考案した。
これは住まわれることでしか生きられない建築に「生きられる家」の設計実験をもって家という建築の修辞的範型に肉薄する試みである。
プロフィール
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略歴
- 1995年
- 東京都生まれ
- 2020年
- 東京電機大学大学院建築学専攻 修了