Gallery作品詳細

歩く都市横断
- ロングトレイルによる非効率的経験とその価値化 -

氏名
野藤 優
所属
法政大学大学院
デザイン工学研究科 建築学専攻
研究室
赤松佳珠子 研究室
作品概要

自動車や鉄道などの発達しすぎた交通網によって、人は歩かなくなった。初本来ひとつの大きなカタマリとしてあった都市の経験は断片的なものへとなっていく。しかし、最も本質的な都市の経験はこの移動の間にあるのではないだろうか。そこには歩くことでしか見ることができない風景がある。「歩くこと」は20世紀が忘れたものを取り戻す非効率的な経験なのである。青森県八戸市のロングトレイルコースを対象とし、設計者自身としての私が歩き、経験することでその場所・素材でしかできない建築と旅路の設計を行う。

それは単に余暇空間として機能するだけではなく、その場所に住む人々の生業を留め、守っていくものになるであろう。

作品イメージ

作品ファイル

プロフィール

  • 略歴
    1994年
    東京都町田市生まれ
    2018年
    法政大学 デザイン工学部 建築学科 卒業
    2020年
    法政大学大学院 デザイン工学研究科 建築学専攻 修了