Gallery作品詳細

IN BETWEEN
- インテリアからまちまで中間スペースを解釈する -

氏名
ロハビチットラーノン タナポーン
所属
武蔵野美術大学大学院
造形研究科 デザイン専攻建築コース
研究室
高橋スタジオ
作品概要

過去20年で、タイ・バンコクは急速に発展し、年が拡大してきた。住宅街だったエリアはデパート・カフェ・クラブなど商業を中心としたプログラムに置き換えられ、独自のコミュニティが消えつつある。エカマイ地区もその一つだ。そこで、内と外の中間領域である between space を積極的に利用するタイのライフスタイルに注目し、その有効性を研究した。エカマイ地区に古くからあるコミュニティーを守りながらも現代の用途に対応できるよう、交差点にある長屋をリノベーションし、バリエーションに富んだ新しい community space を提案した。

各人が自分のニーズやアクティビティを合わせるスペースを利用しながら、周りの人とまだ対話できることだ。人々が自分の好きなスペースを利用しながら、周りの人にはまだ見えたり、話したりできて、お互いのインタラクションするチャンスも増し、コミュニティー感が発生する。また、全ての建物の一階部は多目的なオープンスペースにし、お店をコンパクトサイズにすることで、どの期間やどのプログラムでもオープンスペースを最大限に活用することができる。そして、各建物の同じレベルで広場をつくることで、各建物はプログラムが違っても、目線的に連続感ができる。

タイでは内部から外まで流れている between space を利用する習慣が特徴だと思い、本設計では、こういう between space の使い方を向上、小さなボリュームの中から流れ、お互いに連続し、場所にコミュニティ感を戻すため、様々な当てはめる可能性を実験した。

作品イメージ

作品ファイル

プロフィール

  • 略歴
    2013年
    Chulalongkorn University(タイ) 建築学科 インテリア建築専攻 卒業
    2020年
    武蔵野美術大学大学院 造形研究科 デザイン専攻建築コース 修了