Gallery作品詳細
一日の流れの特異
- 氏名
- 矢舗 礼子
- 所属
- 武蔵野美術大学大学院
造形研究科 デザイン専攻 建築コース - 研究室
- 布施スタジオ
- 作品概要
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公の場、交流の場とは他者との共有を前提としたプログラムが先に提示したことで成り立った状態に感じられます。「共有・交流」というプログラムを最初に提示されたことで人々は受動的となり「個」はその他、集団に引っ張られてしまいます。
交流という単語は一言で言い表されていますが、意味を還元していくと印象、行為、という段階を踏んでいくスパンが含まれています。公共スペースという場は最初の「印象」を作り出すことによって「交流」という状況のきっかけを作り出し、「個」と「個」が対峙し始めて生み出される関係を指しています。
この設計は最初の「印象」を生むためのプロローグのための空間設計です。研究を通して宗教的な空間性から自身と空間の結びつきにより、自身がいる空間を無意識に分析し自分のいる空間を知ろうと呼応していく空間性が抽出された。この空間性を応用し空間と空間の比較から空間と人、人と人への知覚までのその無防備な状態をあえて作り出す空間性を「タイムラグ」と呼称します。「タイムラグ」の空間によりカメラのピントが入り込んだ対象にフォーカスするように「印象」がより誇張されていきます。分析抽出された「タイムラグ」のあり方の「ボキャブラリー」によって「印象」というきっかけよる自分と「その他」に対するアプローチの装置によって「開かれた場」に能動的な心理的拡張を生み、自身の時間、「個」への回帰となるのではないでしょうか。
プロフィール
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略歴
- 2019年
- 武蔵野美術大学 卒業
- 2021年
- 武蔵野美術大学大学院 卒業