建築家子供の頃インタビュー

いま活躍している建築家の皆さんはどんな子供時代を過ごしていたのでしょう?皆さんに聞いてみました。

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長田 直之ながた なおゆき

長田 直之

1968年生まれの長田さんは、安藤忠雄さんの事務所で修行の後独立され、現在では建築家としての設計実務と奈良女子大学准教授としての後進指導の両輪で精力的に活動されています。Yo(ワイオー)という作品で、 2013年度の建築家協会新人賞 を受賞されました。

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作品紹介

Yo blocco

Yo


blocco

 

インタビュー

Q.生まれ育った地域や環境をご紹介ください。
父の仕事(ゼネコンの現場監督)の都合で鈴鹿、伊勢、名古屋と東海地方を転々としていました。
木造、鉄筋の社宅やマンションで幼少期を過ごしました。
名古屋に一番長く住んでいましたが郊外というより名古屋駅からも近く、庄内川の川原にも近いという 環境で小中学生の時期を過ごしました。
Q.子供の頃好きだったことは何ですか?どんな子供でしたか?
日が暮れるまでひたすら外で遊んでいた記憶しかありません。
ただピアノを習いたいと言ってみたり…「男なのにピアノ!」と言われ実現せず…
絵を習ったり…小学生の時に「才能がある!」と言われ油絵を勧められるも「小学生に油絵!」と言われ実現せず…書道も習っていました。

小学校は野球部、中学は卓球部でした。
中学の卓球は全国レベルで中学1年から家の近くの三菱重工の社会人卓球部に毎晩通う、という英才教育ぶりでした。
高校も特待生で進学しようとしていましたが…怪我したら終わり!という親の一言で普通科へ進学。。。
Q.子供の頃や学生の頃に好きだった場所や、印象に残っている建物、
  空間はありますか?
日曜日に父の現場につれていかれ砕石の山で遊んだこと…なにもないところに1年位経つと建物が出来上がっているという記憶は残っています。
Q.建築家を知った時期、建築家を志したのはいつ頃でしょうか?
  またどのようなきっかけですか?
小学校6年の時の修学旅行で京都・奈良へ。
大谷幸夫設計の京都国際展示場…あのコンペ史に残る…を見学し感動!
丹下健三、磯崎新と小6の時から 父の新建築を見ていました。
Q.子供たちへのメッセージ
「なんでだろう?」という疑問を沢山もって欲しいです。
それは、勉強でもいいし、スポーツでもいい、なんで彼は上手くボールが打てるんだろう?という疑問。
答えを知っていることより「なんでだろう?」と思うことが子供の頃は大切だと思います。

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