コンセプト
「たちもどる」
アベノミクスが功を奏して景気が上向きはじめ、2020年の東京オリンピックも招致が決まって、建設業界は再び沸きはじめている。見積ってくれる施工会社も集まらない。見積ってもらっても強気の単価と膨らむ人件費で不調に終わる。工事が始まっても資材が届かない。職人を確保するのに苦労する。そんな状況のなかで、修繕や改修といった手間がかかって手離れが悪い仕事が忌避されて新築工事を嗜好する風潮も生まれつつある。こんなときこそストックをメンテナンスしていく意義と重要さを世の中に訴えかけていきたい。かつてのバブルの時代に躍らされずに粛々とメンテナンスの道を切り開いてきた先人たちの姿勢に「たちもどる」ことが必要になっている。
事業活動理念
- 既存建物の総合的な調査・診断、性能評価及び修繕・改修の計画・設計・監理の研鑽・改善ならびに会員の資質向上のための活動
- 既存建物の維持保全・再生・修復に関する調査・研究及び出版を通して、人口減少ならびに世帯数減少時代におけるストック対策の意義と重要性を訴える
- 行政等公的機関への協力及び提言をおこなうことでメンテナンス部会の存在感を示す
- 関係諸団体との相互交流及び協力により情報交換をおこない、修繕・改修分野の社会的地位を向上させる
コンテンツ
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定例部会とセミナー
- 毎月の例会において会員の情報交換、技術的交流を図り、建築家の職能として修繕・改修分野を確固たるものとするとともに、会員の技能・資質向上を目指す。
- 修繕・改修工事事例の発表に基づく経験交流。
4月:今井章晴、6月:奥澤健一、9月:鈴木和弘、11月:坪内真紀、3月:柳下雅孝
CPD担当:岸崎孝弘、会計担当:近藤一郎
- 改修技術セミナー(外部の講師を招いてお話をうかがう)
5月:近角真一(集工舎建築都市デザイン研究所)「求道学者リノベーションとNEXT21」
7月:鎌野邦樹(早稲田大学教授)「新・マンション管理の実務と法律」
10月:南一誠(芝浦工業大学教授)「可変型集合住宅のライフサイクルデザイン」
2月:上村昇(国土交通省マンション政策室長)「国のマンション政策」
CPD担当:岸崎孝弘、会計担当:近藤一郎
- アーキテクツガーデン事業「市民のためのマンションセミナー」
「マンション大規模修繕」(開催月未定)
AG担当:岸崎孝弘、会計担当:近藤一郎
テキスト:「世界で一番やさしいマンション大規模修繕」
講師:未定
- JIA・日本建築家協会の内部でメンテナンス部会の活動を普及し、部会の発言力を高める。
- 全国のJIA各支部 マンション・メンテナンス研究部会の事業を支援、協力する。
既存建物の維持保全・再生・修復に関する調査・研究及び出版
- 「メンテナンス部会25周年誌」の出版
マンションのメンテナンスや修繕、耐震補強技術の草分け時代から、積極的に取組んできた歴史や積み重ねた実績を整理しまとめる事で、今後のサスティナブルな社会環境づくりに貢献する。
【25周年誌実行委員会】
・ 委員長:田中聡
・ 副委員長:柳下雅孝
・ 委員:江守芙実
・ 委員:鈴木和弘
- パンフレットの活用 担当:尾崎京一郎
メンテナンス部会パンフレット
- 新ウェブサイトの作成と毎月のアップロード 担当:岸崎孝弘
ウェブサイトからメンテナンス部会の情報を発信する
コンテンツの拡充とヴァージョンアップ
マンション関連諸団体の事業に積極的に参加し、協力する。
- 建築学会、マンション学会の事業へ参加し、協力する 担当:田辺邦男
マンション学会2014年度(仙台・東北工業大学長町キャンパス)大会への参加
- マンション管理センターのテクノサポートネット事業などへの協力 担当:岸崎孝弘
人材育成のために経験の豊富な会員と、経験の浅い会員のペアで対応する
実務においても経験の豊富な会員は、経験の浅い会員を積極的に誘うようにする
- 住宅金融支援機構(CS推進部)などへの協力 担当:星川晃二郎
- マンション再生協会(再開発コーディネーター)の諸事業への参加、協力 担当:宮城秋治
- marta(マンションリフォーム技術協会)の諸事業に参加、協力 担当:柴田幸夫
- JASO(耐震総合安全機構)の耐震診断事業に参加 担当:今井章晴
- URD(建築再生総合設計協同組合)の耐震計画・設計・補強工事事業に参加 担当:宮城秋治
管理組合、居住者団体の事業に積極的に参加し、調査・診断,改修計画・設計の普及を図る。
- 世田谷区マンション相談へ相談員を派遣し記録する 担当:今井章晴
- 日住協や浜管ネットなど居住者団体の諸事業に積極的に参加し協力する 担当:田辺邦男
- 多摩地区のマンション管理組合支援事業に積極的に参加し協力する 担当:野崎巳見子
多摩市主催セミナー・見学会への講師派遣
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