集合住宅のメンテナンスやリニューアルに積極的に取り組んでいた建築家が、日本建築家協会の技術部会に集い、1987年(昭和62年)にメンテナンス分科会が誕生します。
第二次世界大戦後、大量の住宅供給を担った集合住宅群が、修繕の時期を迎えたものの、維持管理に関する技術は確立されていませんでした。それまでは、修繕の依頼を受けた建築家が個々に試行錯誤を重ねていましたが、その経験によって蓄積された技術を相互に共有しあい、さらに切磋琢磨し、居住者、管理組合、そして社会に貢献する大きな目標が掲げられました。1993年(平成5年)メンテナンス分科会はメンテナンス部会となり、その後、関連会として住宅再生分科会を発足させ、活動の巾を拡げるとともに、内容をより充実させて現在に至っています。 |
メンテナンス部会の系譜
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